ブログ Campy! オープン記念 サセ尻エリカさん舞台挨拶

ごぶさたしております。
実は10月頭から、こっそりブログ"Campy!"つうのをオープンしてました。

オープン記念で、サセ尻エリカさんがご挨拶をしてくだすったので、告知させていただきます。

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↓今すぐクリッコ
http://www.campy.jp


今んとこ、毎日1エントリーで頑張ってますので、お気に入り、できたら、超お気に入り(そんなものはねえ)に追加してください。
そして、マイミクさんや、どこかの馬の骨にURLなどを教えてあげて、お友達もきれいにしてあげましょう。


今後の記事は、ブログ Campy!のほうに載せることになると思います。何人かの持ち回り投稿ですが、毎日1本は何か掲載されてる予定なので毎日見てください。日課に加えるといい。

Campy!での出演や寄稿など何か一緒におもしろい表現ができそうな方もお待ちしておりまーす。

レディ・イン・ザ・ウォーター

lady.jpg『レディ・イン・ザ・ウォーター』、待望のシャマラン監督の新作です。

シャマランの映画は、心の通じ合った元カレ(だと思う)と一緒に見るというお約束があるのが、ちょっとステキなところ。今回も久しぶりに会って「やすき老けたね~」と言われつつ(「いやー」って照れ笑いでますますシワシワみたいな)、映画後半は一緒に泣きまくって、幸せな時間でした。


事前の風評がさんざんだったので、けっこう心配だったんですけど、自分にとってはなんと、もともと『シックス・センス』以降の作品全てが大好きなのにも関わらず、それを上回る最高傑作となりました。

風評が悪いのはよく分かります(調べたらミクシィのレビューも平均3点切ってた)。監督は「一般ウケ」をほぼ捨ててるんですね。今作は監督がやりたいこと、伝えたい想いが全開でしたから。
『シックス・センス』が一般にウケたのは、ホラーブームの先駆け+ドンデン返しというところだったと思うんですが、本当に素晴らしいのは、映画後半での「幽霊は住む世界が違うだけ。怖いものじゃない」という視点の変換部分。インド系監督のシャマランの作品は、常にマイノリティ意識と、それを超えて人がつながる、理解し合える希望に満ちているのです。自分だってホラーもどんでん返しも好きだけど、一番好きでたまらないのは、その部分。自分にしたら、むしろありがとう、よく好き放題やってくれたという気持ちでいっぱいです。

もう、冒頭から涙腺が緩み、後半は泣きっぱなしでした。アパートを舞台にしたおとぎ話なんですが、いろんな人種の住人がいるこのアパートは、世界全体でもあり、一人の人間の内面でもあります(個人的にはオンマー!と叫ぶ韓国ギャルがアゲ)。
言葉にしてしまうとあまりに照れくさいような、当たり前だけど大事な願いというやつが、シャマラン監督ならではの不思議なテイとすかし具合の中で語られていって、最後には確かな希望や可能性というものを感じさせてくれました。


ところで、パンフレットを買って読んでいたら、映画評論家が、ひたすら映画としてのテクニックがどうこうみたいな知識自慢っぽいつまらん評の末に、シャマラン監督自身の出演が今作では多かったことを「出しゃばり」と批判していました。この人、この映画の何一つ読み取れてませんわ。というか、同じパンフレットの中で、監督が自身の出演の理由については先に語ってるだけに赤っ恥もいいところ。
この映画の「現実は『ストーリー』によっておとぎ話になり、奇跡すら起こせるのだ」という最大のメッセージは、現実に「伝える作業」を生業にしている監督自身が、たとえナルシシズム込みでもあの役を演じるからこそ、説得力を持つというのに。この評論家さん、自分が映画の中でネタにされて食われちゃった人物と全く同じことを繰り返してるって気づけないんでしょうね。カワイソウ。でも頑張ってね!(フォロー)

まあ、監督は映画の中でもちゃんと皮肉っているように、世の中の多くの人は、すんなりと受け入れてくれないことも重々承知で、「妙」な映画を作り続けているんだと思います。売れ線のソレっぽさをメインにすれば、言っちゃなんだが「読み取らない人々」にも「怖かったよねー!」「ビックリしたよねー!」と絶賛されるし、そうすりゃより儲かるんだろうけど、一度そういう栄光をモノにしておきながら、以降はどんどん自分の作家性とメッセージをむき出しにしているシャマラン監督は本当にかっこいい。もちろんその作家性とメッセージ自体が素晴らしいからこそですけど。


オカマが子供の心のまま、傷を抱えて体だけ大人になってしまった存在なのだとしたら、オカマにこそ見てほしい作品。おとぎ話を信じて、共同体で手を取り合う夢に賭けてみてください。

ママ上京の三日間

去年の11月に、34歳にして、こんだけオカマの専門職みたいなので生きてきておいて、ようやくママにカミングアウトしたブルたんなわけですが、ママがそれを受け入れてくれたのは、以前報告した通りです。
そしてそのママが、ゲイプライドな週末に向けて、岐阜から一人で上京してくれました。

<土曜日/パレード当日>

自分はリハや準備があったので、午前中から代々木公園入り。
ママを会場に連れてくるのは、同居人おまこにお願いしておきました。
昼過ぎに無事にママ&おまこのおばさんコンビが到着。準備とかもあったのであんまり付きっきりではいられなかったけれど、可能な限り周辺のゲイ友に紹介しまくりました。
その後、豪雨を経て、パレードが開始。ママはバディフロート隊列の前のほうで、おまこや元彼ノブちゃん、友達のだゐちゃんや、かっちゃん一行に挟まれるカタチで参加しました。

自分は日記に書いた通り、アクシデント対処で必死になっていたので、すぐ近くにいながら、ママの横に並ぶことはついにできなかったけれど、おまこはじめ知り合い達が囲んでくれてるのであまり心配はしなかったかな。つうか、それより心配なことが多すぎたし(苦笑)。
ただ、ピチカート・ファイブの『陽のあたる大通り』は、ゲイにもファンの多いアーティストの、パレードにぴったりの唄であると同時に、個人的にもあの唄を聴きながら落ち着いた気持ちでママと手をつないで歩きたかった、なんて思ってたので、やっぱり雪辱戦はしたいかなぁ…。
それでも終わった後、ママに「ごめんね」って言ったら、笑顔で「お母さんは初めてだから、今までがどんなだったか全然知らないし、今日のだけでもすごく楽しかったよ」と言ってくれました。うれしかった。

夜は、先にホテルに帰っていたママを、ノブと二人で迎えに行って、御苑沿いのラ・ボエムでお食事。いきなり入り口の席にオジコなどのグループがいて「ブルさ~ん」とクネった挨拶をしてもらえました。キレイな内装と、御苑の緑が見える雰囲気の良さに「岐阜にはこんな店はないわー」と喜ぶ田舎発言ママ。次々に入ってくる客がことごとく男二人だったので、「ほらまたオカマだよっ」と数の多さをアピールしておきました。「最近、ちょっと見分け方がわかってきて、岐阜でも『あの二人そうかな』と思うことが多くなってきたよー」とも言ってました。
その後、長年の友達な女子カップルのお店に連れていって、二人を紹介。スナックのママ時代の興奮がよみがえったのか、楽しそうに、別の席のおっさんなどとも話していました。
ホテルに帰る前に、せっかくなので二丁目散歩。通りにあふれるオカマの多さに驚いてました。仲通りの交差点でモウシンと会った時、モウシンがママに「息子さんと15歳で付き合ったからこんなになっちゃったんですよー」と冗談で言ったので、「ごめんねー」とか返すのかと思ったら、「あらー15歳ならもう大人、アンタの自己責任よぉ」と返していたのに感動しました。

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バディ隊列で並ぶオバさん軍団

<日曜日/おまこ演奏会とレインボー祭>

日曜昼は、おまこのオーケストラの演奏会に二人で行きました。疲れてたけど、ソロありのおまこ一世一代の晴れ舞台だったので、オケにはあんまり興味のないブルもさすがに行こうかなと。
無料コンサートということで、ヒマつぶしに来たんじゃないかと思われる荒川区のオバちゃんなどに囲まれながら聴いたのですが、意外なほど楽しめました。クラシックの知識はブルも荒川区のおばちゃんレベルなので、分かりやすい選曲が良かったみたい。
おまこソロパートでは、モーニング着て、いつもと顔の違うおまこが紹介されて出てきたのでちょっとウケました。ママも拍手しまくる身内びいきなオバちゃんっぷり。

夜は、ノブちゃんとママの三人で夕飯を食ってから、レインボー祭りへ。早めに移動しておいたおかげで、ニクヨやエスムのショウ~花火までの流れを最前列で楽しませてあげることができました。エスムは、NLGRの時に素顔で(あまり変わらない)紹介済みだったんですが、初の女装パフォーマンスを見て「おもしろかったねー。マンボの歌もすごくいい! 私ああいう曲調好きなのよー」と喜んでました。ラテン系の音にアガル、オカマセンスなママです。

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レインボー祭にて エスムとママ エスム怖い…

<月曜日/隅田川下りとお台場>

当初の予定と違って、ママのオトコ(ブルが学生の頃からずっと付き合ってるけど籍は入れてないみたい)が上京できなくなったので、月曜日もママ孝行をすることにしました。お盆休みのおまことノブと4人で、『江戸東京博物館』に行こうと、両国へ。入り口まで行って休館日だと気づきました。ひいいい。でも、オカマだもん、へこたれへん!(辻元清美) すぐに近くの船着場に行って、隅田川の水上ボートに乗り込みました。

清んだ川(うそ)を見ながらお台場に到着。浜を散歩したり、アジア料理を食ったり、ソニーのサイエンスなんたらで、子供を押しのけていろんな実験をして遊びました。
フジテレビのお台場冒険王のほうは、衝撃的な行列が見えたので、「なんだありゃ…。こんなの冒険じゃない! アンタたちがしてるのは冒険なんかじゃないよ!」などと、大きなお世話の悪態をつきながら、あんまり人気のなさそうな日本科学未来館に行きました。

予想以上に高度な展示が多くて「ほら、岐阜名物のカミオカデン模型だよ! でもニュートリノって何?」などと話しながら、のんびり見物。ノブが見つけた、ショウジョウバエの性行動のビデオにアガりました。知らなかったんだけど、ショウジョウバエにはサトリと呼ばれる、メスに興味示さないでオスと連結合体したがる同性愛な個体が一定数いたんですねぇ。ビデオを見終わったママは、「これからアンタたちのことをショウジョウバエのサトリって呼んでやるわー」と言ってました。

そして新宿駅でママをお見送り。珍しく早起き続きの日々だったのでずいぶん疲れたけど、ママと仲良く楽しい日々が過ごせて、自分もうれしかったです。

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両国駅で、力士になってみました


自分がなかなかできなかった理由でもあるんだけれど、ともすれば心配に思わせてしまう肉親へのカミングアウトってのは、どれだけ自分が納得しているか、幸せに生きているかを伝えるケアが必要なことが多いと思うんです。

だから今回のママ単身上京は自分にとっては、とても大事にしたい時間でした。
ゲイがものすごい数いる存在だってこと、自分にはたくさんステキな友達がいるってこと、自分なりの意義を持って仕事や活動してるってこと、そして東京で楽しく暮らせてるってこと、そういうのをできる限り三日間で伝えることができたと思います。
そしてそんなケアなんていらなかったのかと思うくらい、けろっと楽しんでくれた、柔軟なママはやっぱりイイ女だなーと思いました。

カミングアウト論はいろいろあるだろうし、それぞれの事情で選択すればいいと思うけれど、やっぱりそれがうまくやれれば、こんなにお互い気持ちの良いことはないと実感してます。もっともっと簡単にそれができているオープンマインドなゲイ友も周りにいるので、ことさら自分だけが書くことじゃないんですが、逆に自分のように「迷ったあげく」ってのに意味があるような気がして、このことを伝えたいと思いました。

自分はそれまでの10数年より、ずーっとママと楽しく仲の良い関係でいられるようになったので、すごく満足してます。
きっとママも、前までの、どんな生活をしているかをちゃんと言わなかった自分より、今の自分のほうが良く思ってくれてるはず。だよね~?(恥ずかしながら、ママはこのブログ、読んでるのです)
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