愛の言霊

久しく見なかった友達がタックスにふらりとやって来ました。
その彼を含め、遅くまで残っていた数人で、スピリチュアルな濃い話(江原啓之がイケるかどうかから、種付け願望の強いホモはより人とつながりたい孤独さゆえかまで)をした後、彼と二人で通りを歩きながら話をしました。

実はそれとなく噂で聞いてはいたんですが、いろいろと友人関係でトラブルがあったみたいで、その成り行きなどを彼は話したかったみたいです。
ただ自分は、もともとそれほど付き合いのない集団の細かい感情のイザコザにはまるで興味がないので、具体的に彼が何をしてしまったのかだけを聞いたら、後はもう責任ある部分だけ対処して、もうその先行くしかないじゃん、と思って聞いてました。
人が対立している時には、両者の言い分は確実に違うわけだし、片方に話を聞いている場合は、その側になるべく有利に話を展開をしてしまうのは当たり前。そういうSOSは、基本的に「つらいよー」という姿勢さえ伝われば、後の尾ひれは無駄だと思うのです。

でも彼にとってはかなり面倒な状況らしく、その人間関係の詳細な話をいっしょうけんめいに伝え続けて、ちょっと繰り返しになってきたので、ついに自分は「話しすぎ。だまってなよ」とキレてしまいました。ちょっと自分でもビックリ。普通なら無表情で「そっかそっか」と聞いたフリだけして終わりそうなタイプだから。
逆に言うと、彼のことは直感で悪い子じゃないと思うから、内心面倒くさいと思ったままで聞き流したくないや、と思えたということです。

その後、ちゃんとその子のことを気に入っていることも含めて、かなり正直に思っていることを伝えました。せっかく才能もあって、いいこと考えてる子が、しょぼいイザコザの負の渦に囚われているのは見ていて全然イイ気持ちしないんだよと。
嫌な部分を嫌だと言って、ようやくその子とちゃんと話をできた気がします。良かった。
ずいぶん昔に、マーガレットに「あんたって人の顔色ばっかりうかがってんのね(ケッ)」と言われたことがあるんですが、こういう忘れられないキツイ言葉って結局はありがたいなとつくづく思います。言霊のバトンをより良い向きでリレーしていけたらいいなと。


その子にがんばれーと手を振って、ノブ(1年2ヶ月付き合ってるオトコ)の家にタクシーで帰り、半分眠っている横で、今日はいろんな話をしたよーと伝えました。
その友達にはっきりと言いすぎたかな?と言ったら「それでいい」と、エイズの話題については「ゲイの優しさが試されているんだよ」と寝ぼけながら答えていたので、こいつはやっぱりなんかスゴイと感動しました。
ノブは日本語の助詞がまともに使えないので、いつも携帯メールの文法がすごいことになってるのですが、ときどきキラリと光る言葉を発するのです。二人をよく知ってるjickに言わせれば、それは、ノブのつたない言葉をブルが童神のように崇めて意味づけしているだけじゃ、とのことなんですけど、まあその通りなんでしょう。でも得てして神様なんてそんなもんよね、とも思ってます。


一緒にちょっと寝てから、ノブを会社に見送りました。毎日上司に怒られているらしいです。しょげるかと聞いたら「女子社員と悪口言ってるから大丈夫」と、かわいいノブちゃんが悪口言ったらダメじゃん(←キモくてごめんなさい)といえば「少しは汚れているほうがいい」と言っていました。やっぱりスゴイ!(というか、ただのオカマかも…)

うちに戻ると、ドリカムの「やさしいキスをして」のPVが流れてました。ストーリー仕立てで、とてもかわいらしく愛にあふれた内容で、素晴らしかったです。憎しみや痛みを予感させる負のシーンが、本当は暖かいもので、世界をそうさせることができたのは歌の力でした…なんて童話みたいなテーマなんですが、PVみたいな短いものではこれくらい直球のパワーが引き立ちます。カイリーがひたすら変態プール乱交をしているようなPVも大好きですが、こういうのもイイネ!

ちょうど自分がPVを見てウルウルしている間、同居人のまことがずっと、猫のとまとと話をしていました。多分、とまとは日本語の細かい意味は分かっていないけれど、そこに込められた愛情とかは毎日ちゃんと猫魂に取り入れてるんでしょうね。

心ある言葉は強いのです。

2LDK

kq8wbrbg.JPG2LDKのマンションを2人でルームシェアしている自称映画女優とB級アイドル。同じオーディションを受けた二人が、結果発表の前の晩にふとしたことからうわべだけの関係が崩れ事態は思わぬ方向へ…。「ケイゾク」「トリック」の堤幸彦監督、野波麻帆&小池栄子共演で贈るサスペンスアクション。(by Amazon)

マンション内でひたすら二人が戦うだけの映画なんですが、とくに間延びすることもなく一気に見せてくれます。パーティムービーとしても使えそう。小判投げ・カビキラー攻撃からチェーンソーに日本刀まで、後半のキルビルにも通じるバカエグアクションも十分楽しいんだけど、多分オカマ的には心理戦込みの前半がよりウケそうな気配。

上辺仲良し風な会話一言ずつに本音のつぶやきがかぶさる演出は、ありがちながらいちいちツボを押さえたセリフでイイです。もはや女の会話って行間の毒も含めた共通認識というわけで。怖い怖い。うちの会社(OLだらけのテラ出版)の会話とかも思い出しちゃいました。ひい。

それと、小池栄子の顔の怖さが半端じゃない。途中、ブチ切れて叫ぶシーンがあるんですが、なんのSFXも使ってないのに、グラドルというか人間としてもありえない表情になってました。最近のイエローキャブはMEGUMIにしろ根本にしろ、顔の造形にあえて特殊なベクトルを持たせているとしか思えません。でも中途半端な美形戦略(かとうれいことか)よりは崩しまくった今が一番黄金期ってのも事実で。やっぱり勢いって大事ですね。本当のところ、ノンケ男はそれでヌケてるのかが気になりますが。もちろん自分は和香より断然インリン派なのでイエローキャブを支持(ヌキなし)。

それにしてもオカマは女子プロマニアが多いことでも知られるように、強い女とか戦う女が大好きですな。それも幼少期から。無意識のうちにジェンダーを超える行為に魅かれてるのでしょう。この2LDKも、実際は男子二名のバトル映画(『荒神』)との同時上映企画だったんですが、そっちにはほとんど食指が動かず。やっぱり女同士の争いこそ!

ゲイ・シンガー

こないだ坂本ちゃんから電話があって、インディーズのアーティストを手がける会社の方を紹介されました。
夜中にやってるインディー上手って番組があって、前から坂本ちゃんとかパトちゃんとか、ソレっぽいゲストが多いなーとは思ってたんですが、この番組内でアサヤン風に売り出し過程を見せたいアーティストがいるんだそうです。アサヤンってなんか妙に懐かしい単語ですが。

ゲイの浜ちゃんとアキバ系グラドルの優ちゃんによるデュオ(正式ユニット名自体も番組で募集している)で、「ひさしぶりにあった貴方はゲイになってた」みたいな歌詞のネオ歌謡を歌っていました。浜ちゃんはシャンソンとかずっと歌ってた方で、今回を機にゲイとしてカミングアウトして活動するそうです。

これって、バラエティでのオネエタレント隆盛の流れが、アーティストのスタンスにも影響を与えてきてるってことなんでしょうかねえ。


とくにKABAちゃんははっきりゲイ・カミングアウトをしてるって点でエポックメイキングですね。同性好きを公言してるのは、実は美輪様、おすピー様の神々しいランクの二組に続いて、相当久しぶりのことだと思います。
事務所の方針とかいろいろあるんでしょうが、KABAちゃんがあの明け透けさで大ブレイクした今となっては、トオルちゃんに「女子が好きなの~」とか過剰に言わせる意味はよくわかりません。それによって視聴者が「ああ、この人はオネエでおもしろいけど、本当には変態ではないから良かった」と安心し好感を持つとは、もはや思えないんですけど。
(ちなみに何気に一番枚数を売ったゲイ・シンガーもKABAちゃん/dosだったりして)

そういや、アド街でも、ユニットバスの皆さんがワキアイアイなかんじで登場してました。多分ゲイ・インディーズで初の地上波ゴールデン進出ですな。やっぱりイロモノは強いわ!(イロモノに言われたくない)


音楽魂とゲイネスの関係って、もちろん完全にイコールにはならないので、日本では音楽系アーティストがそのスタンスを決めるのが難しいというのは、理解できます。マッキー(というか多分事務所サイド)が、どんなにバレバレでも頑なにトボケ続けたことも含めて、音楽で売れるためには、色がついては困るって考え方は根強いようで。
海外では、あれだけ大物連中が揃ってカミングアウトしてるのに比べて、日本の音楽シーンって不思議なくらいソレをタブーとしていますね。
確かに、ゲイに限らず、アーティストにはプロフィールは無用、みたいな売り方も根強いので(ZARDとか←でも結局お宝雑誌にスッパ抜かれる罠)、そういう体質なのは分からないでもないんですけど、なんかいい加減ブレイクしてくれないかねとも思う今日この頃。

でも、たとえば仲良しの体育Cutsがメジャーで大売れした時に(本人にはイヤミなもしもだわ)、事務所とか親類とかのしがらみで「その件に関してはシラバっくれる」という決断が下された場合、人生かけてまで正直者になれという風にはやっぱり言えないんだろうなーとも思います。実際KABAちゃんもオネエタレント売りではないdos時代には、素直に隠すほうに従ってたわけだし。
ああ難しい。自分がデビューするわけでもないのに、ゲイ有名人の在り方について悩んでしまいました。無駄なおせっかい。でも確実に言えるのは、今のKABAちゃんはすごく生き生きして見えるってことですね。
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