輝く未来が欲しかったら立ち上がろう

日曜は、『Rainbow Talk 2006 同性パートナーの法的保障を考える全国リレーシンポジウム 東京シンポジウム(第2回)同性パートナーとライフスタイル~医療・福祉・教育の現場から~』に行ってきました。正式タイトル、土ワイ並に長いわー。

実は、バディ最新号から始まった連載『尾辻かな子の虹色通信』は、ブルたんが担当させていただいてるのですが、それは個人的にもおっつんこと尾辻かな子さんの大ファンだからなんです(好き嫌いが仕事にむき出しなオカマ)。
立派なレズビアン&ゲイ・アクティビストは数多いけれど、こんなにも「モノを伝えるパワー」にあふれた人の出現は、衝撃的でした。伝えようとしている魂ももちろん素晴らしいんだけれど、その伝え方の美しさと的確さに、講演聞くたびにワクワクしてます。

やっぱ政治家って大事。その昔は、東郷健さんみたいな、爆弾持って突入~みたいな人でないとムリだったんだろうけど、今の時代は、おっつんよ。時代はあなたに委ねてるわよ。12年で1回必ずラッキーがまわってくるらしいよ。アタシはヌルンCHIHARU担当。
おっつんは確実に、日本に同性パートナー絡みの法整備を産みだすキーパーソンでしょうね。(もちろんずっとがんばってる赤杉ノブちゃんとかもだけど)

そんなおっつんが提案して、全国で開催されたこのリレーシンポジウムの最終回。ほかのパネラーも、ぷれぃす生島さんやおかべさんなど、自分にとってはおなじみだけど、ぶっちゃけすげー信頼してる面々。期待以上にためになる話ばかりでした。自分自身が聞いて感動したり興奮できる話も多かったけれど、何より、それを聞いた人達から次の波につながるような流れができていたのが、こういうイベントをやる意義ドンピシャなかんじで、本当に良いイベントでした。関係者の皆さんお疲れ様です。

もう一つステキだなーと思ったのが、会場大入り満員なお客の中に、意外なほど若い子がいたこと。しかもB系とかだったりしてかわいいのよー。もうね、本気で会場ナンパしたかったんですが、シンポジウムが汚れそうなので辛抱しました。ああ悔やまれる。隣に座ってた大学生も、話して分かったんですが、バディ最新号のグラビアやってた子で(つまりキレイ)、しかもシンポジウムの内容をちゃんとメモってたりしてるの。小池栄子が「巨乳はバカじゃない!」と繰り返し力説してきた通り、キレイでもマジメで立派な子はいるのねー。まあ、アタシがその走りなんだけどさー(うそ)。


さらにその後は、aktaに移動して『ACADEMIA at akta メンタルヘルスと性行動の関係 ~気分がさがってることとリスキーなセックスの関係って?~ 講師:日高庸晴先生(京都大学)』を聞いてきました。正式タイトル、土ワイ並に長いわー。

日高さんは、以前にバディでブルが『心の不安』特集をやった時にがっぷり組ませていただいた方なのですが(おっさんくさいが年下)、本当に、初めて会って京大の部屋で話し込んだ時に、「同じことを考えてた人がいた!」と大感動した人なんです。

今回は、大規模アンケート『REACH Online』の結果初披露ということもあって、最新のデータを見ながらいろんな問題を語る良い機会になりました。とりあえずアンケートで「いつ死んでもいいと思ってる」と答えるオカマがものすごい多かったのが象徴的だったかなー。刹那主義よ。立花理佐だらけよ。だから妖精伝説よ!(ブラックジョーク)


日曜昼間からマジメなテーマの講演をハシゴするなんて、ブルらしくない一日でしたが、この2本は本当にオカマの未来を考える鍵となるテーマだと思ってます。やっぱりバンソウコウより原因治療。輝く未来が欲しかったら立ち上がろう。アタシはヌルンCHIHARU担当。

あなたに溶けてしまいたい

締め切り時期の恒例ですが、ここんとこ毎日夜編集部に来て朝帰ってます。
水商売バイトを辞めたところで生活サイクルは水々しいまま。
「水は水に還るのよ」とは、どこかのママの名言ですね。

水といえば、チャン・ツィー演じるSAYURIさんも「瞳に水をたたえた娘」呼ばわりされていましたが、ブルも水のエレメント、蠍座宮に太陽を持つオカマです。
水は感情タイプ。愛情や情念の揺らぎの中で流れるように生きるのだとか。

自分の場合、さらに蠍座宮に、愛の金星、知性の水星までが集中していて、相当にサソリサソリした人間のようです。実はゆうべ編集部でマドモアゼルマリーの前任者の占いバアさんがホロスコープを見てくれたんですよ。


蠍座宮が象徴するものといえば…
完全な一体化願望。死。秘密主義。性器。支配星は冥王星。
ってどんなドロドロの星座やねん。


そう言えば、その昔、カルピスが水の中にゆるゆると溶けていくCM中に、短期間かかっていた斉藤由貴のアルバム曲『終りの気配』が大好きでした。

あなたに溶けてしまいたい 少年の瞳の海
誰にもわたし見せないで 今日の終わり 知らせないで



彼女は尾崎豊を、恋人ではないと、「そう…」と30秒くらい溜めて「同志」と言いました。
もちろんすかさず「同志かよ!」とツッコむポイントでもあるのですが、なにしろ詩人先生の言うセリフですから、考えるとけっこう深い。

パートナーというのは、凸と凹の組み合わせの場合、お互いの不足分を補い合い結束することで一塊のようになりますが、それはピッタリくっついているだけで、実はお互いの領域自体は侵していない。
これが全く同じカタチ同士だった場合は、組み合わさるのではなく、溶け合い重なることで真の一体化ができると言えます。でもそんなこと、人類補完計画が発動されないとムリですよね。溶け合う心がアタシを壊しますよね。


冥王星の公転周期は249年。有限の現実世界では決してかなえられないと分かっていながら、それでも抱きしめ合うたびに、このまま水のようになって溶け込んでしまいたいと内心願うのです。
って、願いがかなったら、さぞや相手は気持ち悪いだろうな…。


まあ、そんなスピリチュアルな旅はいいから、とっとと仕事しろってことですよね。
春のせいかしら。誰かロマンティック止めて。←歌ネタしつこい。

ギリギリでいつも生きていたいから

写真家の冬陽さんが亡くなっちゃいました。

ブルたん、別冊宝島『ゲイの学園天国』の巻頭グラビアモデルなんですけど、その時のカメラマンが冬陽さんでした。13年くらい前の話なので、服装的にも相手役(おまこ)的にも、今見るといろんな意味でこっ恥ずかしい写真ですけど、まさしくゲイ業界にいろいろと関わっていくその後の人生を象徴していたものかと思います。
冬陽さんは、ひょうひょうとした口調でリラックスさせてくれて、楽しく撮影できたのを覚えています。

その後、バディ誌面でも冬陽さんは活躍されてましたけど、自分は担当になることがなかったので、まあ飲み屋や仲通りで挨拶するだけの関係でした。でも、あのちょっと軽い雰囲気とか、若い子撮ってついでにいじったりしてそうなところとか(あくまで想像)、まさしく「ちょいモテオヤジ」のイメージで、日頃から高田純次の無責任さが目標の自分としても、かなりいいところにいる年上オカマでした。
ちょっと早かったと思うんですけど、十分にステキなゲイライフを送られたんじゃないかと勝手に想像しています。


名古屋の酒井、女装名プリンセスめい子も亡くなっちゃいました。

オカマ魂が20代以下はどんどん希薄になっているとババア達が危惧する昨今ですが、それがこのまま止まらないとしたら、ある意味最後っ屁にあたるのが自分も含まれる30代組。その中でも、めい子は本当にすごい女でした。

とにかくパワフルで、かつ幅の広い活動だったと思います。ゲイのクラブシーンがなかった名古屋に、ダンスヘブンを立ち上げ、ゼニスを作って、ゴーゴーやドラァグ達を育てて…。もちろん東京大阪にもそれぞれクラブシーンの立役者はいるけれど、めい子はあの土地で、一人際立っていたし、シーン作りという使命感を自覚してやっていたのが印象的でした。

うちの社長の周りにいる人達は、当然経営者、商売人的な人がほとんどなので、ライトリブ&メディア畑出身の自分は挨拶どまりなのが普通だったんですが、めい子だけはすぐに仲良くなれた気がします。それは経営者でありつつ、ゲイシーンへの愛と、もの作りの意欲に溢れた人だったからだし、その気持ちを照れずに常に周りに叫んでいたからだと思います。
めい子は、毎年のようにUC周辺のお笑い女装をごっそり名古屋まで呼んでくれて、場を用意してくれました。出不精でめんどくさがりのオカマが名古屋のシーンに多少なりともつながっていられたのは、本当にめい子あってのことです。
飲み屋街とゲイタウン、経営者とパフォーマー、リブとエンターテイメント、彼のようなオープンな心の人だからこそ、本来つながりにくいものの間に入ってつなぐことができたのだと思います。


その素晴らしく前向きな活動の中で、彼が抱えていた重みを考えると本当に切ないです。逆に言えば、彼の死は日本のゲイシーンの移り変わりの中で、あまりにも象徴的な出来事でした。

なんだかこの現実を思いつめると腐ってしまいそう。


でも、ギリギリでいつも生きていたいから。
ここを今飛び出して行くしかないんです。
この嘆きを未来へのステップにね。

ってまんま、KAT-TUNで締めるアタシ。
こんな風にすかすことで生き長らえてきました。
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