先週一週間、バンコクに行ってました。バンコクのパレード&最新情報を取材したりしたのですが、遅れて、同居人おまことブルママがバンコク入りし、後半は3人で過ごしたのです。なんでわざわざママを旅行に誘ったかというと、それは…カミングアウトしたかったから…(ガーン)。

ブルたん、34歳。ゲイゲイまみれウンコまみれな人生を送ってきたくせに、ママにはなぜかカミングアウトしてませんでした(むしろそっちがガーン)。パパは離婚後、とっくにおっ死んぢまってるし、親戚にほとんど愛着はないので、カミングアウトすべき相手はもはや母親だけだったのですよ。

まあ、ママは元11PMガールズ→地方のスナックママというアバズレめいたコースの女なので、いわゆる「堅い親」の成分はまったく無し。言っても問題ないのは分かっていましたが、1年に1日、実家に帰るか帰らないかの状態で、言い逃げみたいに伝えるのはどうもイヤだったんですね。でも岐阜みたいななんも無いところに(在岐阜の皆さんごめんなさい)何日も泊まってたら、田舎モノになってしまう~(球磨子)と思ったので、ずーっと言いそびれていたのでした。

でもここ数年「アンタどこで働いとるのー?」「取材で名古屋って何の取材ー?」などと聞かれるたびに、「いろんな情報を載せてる雑誌の出版社だヨ!(曖昧)」「イベントの取材だヨ!(ほんとは女装出演)」とか答えていました。プライドレスな行為です。
自分の場合は、言っても相手は傷つくようなタマじゃないし、お仕事自体がソレなのだから、どう考えても言うべき位置にいるわなーとは思っていたので、バンコク旅行に誘ってみました。なぜかおまこに行きの引率は押し付けて。

で、合流した最初の夕飯。オカマに人気のカフェレストランで、おまことママと三人でタイ料理を食いながら言いました。「前から欲しいって言ってたうちの会社の名刺、あげる」と言って、テラ出版の名刺を差し出すと「うん? ガイ・ライフ・マガジン?」と読みだすママ。おめー英語弱いなオイ。「それはゲイ・ライフ・マガジンって読むんだよ」と答えると。「あーん、なるほどー」とか言いやがりました。
「そう、僕はね~ゲイなの~」とニヤニヤしながらカミングアウト(ヌルい…)。向こうもニヤニヤしながら「やっぱりねー」と答え。嗚呼。親子揃ってユルユル。


ママとしては、自分が10年くらい前から「結婚しないと思うから、孫は期待しないで」と言い続けてたことと、おまこと16年も同居していること、去年実家に連れていったノブが見た目ヒゲデブのくせにあまりにもナヨナヨしていたこと、などから、多分そうだと思っていたそうです。すばらしい推理力! つうかバレバレだろうが。

その後は、好奇心いっぱいのママが素朴な疑問を次々に出してくるので、「性指向と性自認の違い」というリブっぽい解説から、「レイザーラモンHGはノンケ」という旬のネタまで、おそらく日本でも上位クラスのゲイ情報職人と思われるブルたんが軽やかに解説してさしあげました。一瞬だけ「どうしてそうなったんだろうねー」みたいなことを言い出したので「理由なんてわかんないわかんない! 今幸せだからどうでもいいよそんなもん!」と念を押したり。さらに「ノブくんは、まことさんとの同居にヤキモチをやかないの?」とか「あんた性病には気をつけてるの?」という鋭い質問もされてギギギとなったり…。

でも本当に何のギクシャク感もなく、その後の日々は象に乗ったりして過ごし、最終日には在タイの日本人ゲイ二名と合流して、5人でお食事。うち一人は、元オーバーワークプロの創立時メンバー、プリンセスめい子や釜愚痴ホモ恵さんの同僚だけあって、観光バー並みのプロ接客でママを喜ばせてくれました。ステキなゲイ友に恵まれて本当に良かった…。そのまま5人で人気のゲイミックスバーに行って「アタシ、元ディスコクイーンよー」と踊る55歳。
なんかゲイパレードの話とかしたら「行きたい~」と言っていたので、来年の東京パレードに招待してみようかなーと思ってます。

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叶姉妹ご用達なオリエンタルホテルで。タイなのにランチが一人3000円以上しました…。