2005年09月

松山女装紀行

昨年に続いて、松山のゲイナイト「HIDE'N'SEEK」に出演させていただきました。女装はゲブ美・エスム・ブルボンヌ・サセコ…と本当に偏っていて、唯一マルガリータがかろうじてキレイメイク+ダンス系で救いの神のようでした。マルガいなかったら、「ゲイナイトのドラァグ」「from東京」、どっちの面でも松山の子達が間違ったゲイカルチャーを覚えてしまいそうで、かわいそうです。

かわいいゴーゴーちゃん達も、スタッフの皆さまもほんとステキな方達ばかりでした。お客さんもやたらウケてくれるし。松山って敬老の精神が根付いてる街ですね…。うれしかったので朝6時まで、いい年こいてお立ち台で踊り狂っちゃいましたよ。エアロビスタジオとかで妙に元気に踊るスジスジのバアさんみたいな人がいるなー、と思ってよく見たら、鏡に映ったアタシでした。ギャッ


翌日昼間は、スタッフに連れられ、ゴーゴーと女装の乱交小旅行。鹿が住む小島『鹿島』(…とも子は広告塔)に舟で渡って、お散歩。波打ち際でいやらしいビデオをいっぱい撮りました。砂浜に「SA・SE・KO」って書いたのに波がさらっちゃうシーンや、「つかまえられたらアタシをあげる!アハハ」なんて叫びながらサセコに追われるブルたんとか…。って全然ゴーゴーと絡めてない。女装レズ映像ばっかりでした。
でも、昨年の、JUNICHIがビキニ一枚で泳ぎだしちゃいました映像(JAPANのビデオかと思った)まではいきませんでしたが、ゴーゴーAKIちゃんを「脱いで~上脱いで~(競パンカフェのかけ声担当再び)」と追い込み、とりあえずトップレスでの撮影に持ち込めたので満足。その状態で、エスムばあさんと並んで撮ってもらったら、なんだかすごく金銭の匂いがする写真になりました。
夜は、ゲイの人たちがやってる地元の居酒屋さん(うまかった!)とオーガナイザ・京ちゃんのバー「SEEK」に行って打ち上げお疲れ飲み会。プハー。いろんな人と知り合えて楽しかったです。松山スタッフ&お客さんの皆様、広島スタッフ組の皆様、キャストの皆様本当にお疲れ様でしたー。


それにしても、先週の札幌に続いて、飛行機から何から常に、ブルはエスムとゲブ美と行動してたんですが、これは明らかに、吉行和子(ブル 無責任)、岸田今日子(エスム 怖い)、冨士眞奈美(ゲブ 肉感的)の熟女旅行と全く同じ構図だと思います。

殺さないで

ところで、競パンカフェに元気をもらいつつ、最近やっぱり「ゲイ・コミュニティ」というものに渦巻く暗いモノが気になってます。
ブログには、(もちろん建設的なものも多いが)イヤなかんじに小賢しい叩きみたいな文章があふれてるし、匿名掲示板の悪口は地域の一般人レベルまでどんどんステージが下りてるらしいし、HIV・薬物・メンヘルにまつわる負の感情がエロ掲示板でも渦巻いておるし、いろいろと不安要素がいっぱいなのですよ。

ネット社会で他人の悪口があふれかえって、しかも保存されてしまってること。これは、こと中途半端に仲間意識のあるゲイ業界では悪影響が多いと思います。

俺様含めて、「人様に伝える以上、悪口言われることも勲章よね」と、(けっこう必死だが)自覚するしかない職人タイプはまだ、周囲の方々の愛などに支えられつつ、なんとか気持ちをやりくりするのも仕事のうちだと思います。
でもそこまで鍛錬できないし、する必要もなかったはずの、普通に飲み屋やハッテン場に行ってるだけの人々が、名指しでボロクソ言われ、それが一般公開保存される世界って、やっぱり恐ろしい。受け手が落ち込めばうつ傾向、怒れば次なる誹謗中傷を生み出すわけで、負の感情の応酬がどんどん人をとり込んでしまうでしょう。


前にも似たようなこと書いたんだけど、悪口は、それを言ってる「自分」を見て、行き過ぎた時には「あんた、今の言いすぎ…」と指摘してくれる友達の前でこそ言ってほしい。それは十分に毒抜きにもなるし、「今日のアタシは悪い子すぎたな、テヘッ」という成長の種にもなる(まあほとんどはストレス解消だけどな!)。
でも、「自分」がそこにない状態で、言い過ぎたらむしろ自分側が嫌われるという友達との駆け引きもなく、ただただ吐き出す悪口というのは、実は、それを吐く自分自身の心を一番蝕むと思うんです。これはいい人ぶってるんじゃなくて、本当に確信してる。
正負の法則的にも(出た美輪様!)、「人を呪わば穴二つ」というありがたいことわざ的にも、一方的に他人を傷つけて済むというそんなオイシイ話なんてないのよ。
この毒が渦巻く世界にいたら、本質が純粋な子ほど、よりそれを吸収してエラいことになるんじゃないかと、本当に切なく思います。もういたるところ穴だらけというか。


そう考えると、宮崎先生(留美子先生ではなく、駿先生のほう)は、「カオナシ」というキャラクターで、ネット社会の弊害的存在をいち早く、あんなものすごいマスメディアの中で警告していたわけで、本当に足元にひれふし爪先をベロンベロンと舐めたいくらいにますます尊敬してしまうのでした。
そして、実は「きれいな水で育てれば、毒なんて発しない」腐海という表現も、つまるところ全く同じこと言ってるわけですね。

王蟲の幼虫を「お願い、殺さないで」と守ったり、「あんたはここにいちゃいけないよ」とカオナシを救ってあげたりする、ナウシカや千尋は、人一人ずつの心に住む夢や希望という光ですよ。ショウを見てくれた方はご存知のように、アタシの中にもすごいナウシカが住んでいます(あれでいいのか)。

心の中の彼女達を完全に殺した時点で、世界は闇に染まる。
早く、毒にまみれ攻撃色に染まった王蟲に、それでもまだ残る良心をかき集めて、ナウシカを甦らせなさい。そして老い先短いオババを号泣させてあげて!


どんなに「助けて」と外に毒を撒き散らしても、思い入れのない他人を個別救済してくれるほど世界は甘くない。奇跡は最終的に自分の中で起こすしかないんですよ。
さあ井戸の水に手を当てて、ウ、ウ、ウォ~!(奇跡違い)

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『風の谷のナウシカ』 DVD絶賛発売中だゾ!

札幌競パン生着替えショー

札幌レインボーマーチ出張行ってきました。

到着した日にあったシンポジウム『レインボウ・トーク』では、憧れの、なにわレズビアン府議(って言い方どうよ)尾辻かな子さんと初対面して、自己紹介したら、「いつもオタゲイ読んでますよ。ゲイハンターも持ってます」と言われて感激。こんなに立派な政治家さんはいないと思います!(どんな評価基準よ) そっこー著書の『カミングアウト』(講談社)を購入して、サインもらいました。たくさんの文字が読めないブルたんが、『バトルロワイアル』以来、ついに本を読む覚悟をしたのです!(自慢するな)

前夜祭では、初めて観たエスムの生首ショウでちびりそうになりました。もはやゲイナイトより花園神社でやるべき内容ですが、見事な芸だと思います。

パレード当日は、午前中からプリンセスめい子のメイク。パレードが始まったらいつものようにバディDVD用のビデオ撮影で前後に走りまくり、終わったらマツコと一緒にプライド集会司会と、もう自分の多才さが嫌になりました(傲慢子)。
でも司会では微妙に盛り上がりきれなかったのが悔やまれます。失言が怖くて…。でも「オマンコ」はビアンのおねえちゃんが連呼してくれました。ほっ(なぜ安堵)。あと、オープニングの、札幌市長と尾辻さんのトークは素晴らしかったですよ。
先日の衆院選のヤバイ結果に反応してた人も多かったし、いよいよオカマが政治を考える時代の幕開けですねー。 とりあえずエスム様出馬はまじプロジェクトってことで。

そして夜は、昨年、「生着替えショー」をむりやりさせてみたHEARTY@CAFEの「競パンカフェ」に、今年も嫌がらせに行ってみました。年長プロホモ数名がどうしても見たいというので、接待でな…。
そしたら、柔道部坊主ちゃんがお客なのにノリで競パン一枚になってウロウロしてたり、新顔のかわいいB系の二十歳の子がいて「競パン入らないんですよー」とトランクスたくし上げてぶっとい太ももを見せてくれたりと、もう大当たりよ。じゅん…。
今年は生着替えショーもしっかり店側が演出してくれて、ブルたんは発案者ということで競パンファスナー開け閉め役をさせてもらいました。ほとんどマナ板ショーでハッスルするおっさんのようよ。ああ下品。やっぱり札幌はいい街ですなガハハ!

映画祭り

WOWOWの視聴料をこれ以上ムダにしたくない、というただセコい理由で、最近映画をたくさん観るようにしてます。いやー映画って本当にいいもんですね(オカマじいさん憑依)。つうかWOWOWの何倍にもなるエグザス月会費をドブに捨ててるほうが、もったいないんだろうけど。でもなー、エグザスはソファに座ってモノ食いながらじゃムリだからなー。映画観るほうがラクだわー(一生汚い体)。

で、最近観たものいろいろ。

『テキサス・チェーンソー』
アメリカの殺人鬼モノにしては珍しく、笑えない作り。エグくて気分悪くなりかけました。キチガイ家族ってネタは好きなんだけど、若者達の愚かさにイライラするわ。
まあ70年代のアメリカの若者なんて、みんな脳みそサイケ模様だろうから、こんな対応しかできなかったのかもね(偏見)! でも最後の反撃のシーンだけはアガって、バカ笑いしてました(深夜に一人で奇声)。

『CASSHERN』
なんか、ブランド物着たナルシストのオニイ系の男がブツブツ「戦争はさ…良くないよね…」と繰り返し言っているような映画でした。CG映像はよく出来てるんだけど、ああいう予測範囲内の世界観とか色味って結局優等生ってだけで、面白くない。
あと、メッセージはそりゃ正しい悩みを言ってると思うんですが、それは宇多田の歌詞だけで伝わるんで、いきなりエンディングテーマ始めれば良かったね、みたいな。
樋口可南子キレーだな、というのと、佐田真由美が新造人間ってなんかイイわね!、というのが見どころでした。

『CAMP』
とっても良い映画でした。オカマもブス女も病気持ちもみーんな前向きに幸せになってく映画。とは言っても夢想的な幸せでは全然ないのでリアルです。自分は若者よりむしろ売れなくなってアル中になった先生に感情移入しました。ヤバイ…。
音楽最高、キャラは魅力的で、すごくベタですがホント「元気が出る映画」でした。タイトルのCAMPはサマーキャンプが舞台だからなわけですが、明らかにオカマ用語のCAMPもかけてます。良いものいただきました。

『リディック』
前作の『ピッチ・ブラック』はなぜか劇場でちゃんと観てたのでした。あの頃は無名だったヴィン・ディーゼルちゃん(誘われたらヤッてもいいマッチョ←なぜ上から目線)もすっかり大物になられて。なんかかけた金は何倍かってくらい大作化してましたが、自分は前作のほうが好きかなー。オチもどうかと。でもスターウォーズ的なSF冒険活劇としての基本は押さえてるので十分に楽しめるほうかも。女キャラもちょっといい味出してました。

『ニューオリンズ・トライアル』
これはイイ!! すっげーおもしろかったです。『アイデンティティ』でちょっと惚れちゃったジョン・キューザックがまたステキな役でした。銃社会+陪審員制のアメリカならではの裁判モノですが、分かりやすいストーリーテリングといい、強力俳優達の演技といい、ほんと傑作です。
ちなみにこの映画は全米ライフル協会から批判されてまして、彼らの挙げた「銃所持の権利を脅かす組織・人物のブラックリスト」にはジュリア・ロバーツやブリトニーもいたんですが、この映画の弁護士役ダスティン・ホフマンが「私もブラックリストに追加してください」と、わざわざ協会に手紙を書いたと話題にもなりました。いい話ー。さらにちなみに、協会はウンコブッシュに何千万ドルの援助をしてるそうです。本当に分かりやすいウンコつながりですね。でもこの映画は、そんな現実に抵抗する夢を見せてくれつつ、映画としてもしっかり楽しませてくれる、エンターテイメントとメッセージの両方が見事に結びついた作品でした。こういう仕事ができるクリエイターを心から尊敬します。


『奥さまは魔女』
これは劇場で観ました。聖子マニアのノブがスペシャルPV見たさに、劇場指定までしてきたのでわざわざ銀座まで行って。自分は聖子はもちろん、映画自体にも興味なかったんですが、意外にも十分おもしろかったです。とくに、元祖スピリチュアル、シャーリー・マクレーンばあさんが、すごかった! 越路吹雪をうれしそうに演るゲイバーの老ママ女装みたいでした。もっと出番増やすべき。ほかにもニコールの隣人役の根岸季衣似(ただし金髪ロング)の女とか、イイ味出してる脇役女が数人いて、笑いどころは満載。ニコールもかわいい役のはずなのに、あいかわらず顔がすごく怖いので、それはそれで笑えるし、全体的にニヤニヤしっぱなしの映画でした。
一緒に行ったノブととみぃは、映画よりも冒頭の聖子PVが良かったねーとか言い合ってて、本当に気味が悪かったです。まあ自分も、体じゅうが痒くなったのである意味強力なネタ映像であることは間違いないんですけど。
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